選ばれし男の正体


ガ:ちが〜う。だいたい、嫁がいないだろう。

ジェ:それもそうですね。ガイには嫁ではなく、『婿』ですから。

ガ:は? ちょ、ちょっと待て! どう考えても嫁だろ!?

ジェ:いえいえ。アナタが嫁なんですから、当然、相手は婿になります。

ア:ふ〜ん。じゃあ、ガイの婿って?

ル:とーぜん、オレだ。決まってるだろ?!

ジェ:おや〜? いつ、誰が、そうと決めたのです?

ル:オレが、今! っつーか、昔っからそーなんだよ!

ガ:…オレは親友じゃぁなかったのか?

ジェ:嫁ですよ。そしてアナタは私が迎えてあげます。

ガ:遠慮します。

ル:ほれみろ。やっぱ、オレの嫁なんだよ!

ガ:それも遠慮する。

ア:じゃあ、誰の嫁なの?

ガ:だ・か・ら! オレは嫁じゃないって!

ル&ジェ:嫁だ(です)!

アシュ:ガイはオレのだ!

全:アッシュ!!(どっから湧いて出たんだ?)

アシュ:ガイは昔から嫁『役』だった。だからオレの嫁だ。

ガ:いや、あれは『ままごと』でのことだって。

ジェ:おやおや。随分と可愛いことをしてましたね。

ル:しかも、ガイを嫁にしやがって!

ガ:…ルーク、ツッコミ所が違うって。

ジェ:その通りですね。

ガ:…ジェイド、お前もだ。

アシュ:フン! 悔しいだろう。

ガ:…アッシュ…お前まで…。

3人:ガイはオレの嫁だ!!


ア:って言うか、男同士のままごとって…ちょっとアレだよね。

ティ:アレ?

ア:危ない感じ。

ティ:……そう、かしら?(可愛いのに)。 inserted by FC2 system