ミステリー〜消えたお金
ルーク:あれ? えっと……はあ? あ〜何だ〜?
ティア:そんな変な声を出して、一体どうしたの?
ルーク:みんなから預かってた金がなくなってるんだ!
アニス:えぇーーーー!! ちょっと、それどーゆーことですかぁ!!
ルーク:ぐぇっ! あ、アニスく、苦ひい…。
ガイ :おーいアニスー、決まりかけてるぞー。
ジェイド:いや〜、見事な関節技ですね〜♪
ガイ :…アンタにもかけてやろうか?
ジェイド:おやおや、老体は労わりましょう♪
ガイ :……(胡散臭そうに見る目)
ジェイド:はっはっはっは。
イオン:み、皆さん落ち着いてください。
ティア:そうよ。兎に角、落ち着いて。それからお金の行方を捜しましょう!
アニス:それもそうね。ルークを締めても、お金が出てくるわけじゃないし。
イオン:…アニス。ちょっと素が出てますよ。
アニス:はぅあ! や、やだな〜イオン様v
ジェイド:見事にわざとらしいですね♪
アニス:大佐は黙っててください!
ガイ :で? 金がないことに気づいたのはいつだ?
ルーク:〜っと、確か…マルクトを出るまではちゃんとあった。道具袋の蓋も閉めてる。
ティア:ルークが背負っている所を、私が見ているわ。勝手に開けてもいないわ。
ガイ :あれ? そういえば、一回開けたな。
イオン:それは僕が頼みました。グミを一つ、頂くためにです。
ルーク:そん時もちゃんとあったぜ?
ジェイド:私もその現場は見ています。財布を出した様子はありませんでした。
ルーク:じゃあ、何で金がねーんだよ?!
ティア:漆黒の翼のような泥棒は、見当たらないし…。
イオン:消失事件…でしょうか?
アニス:うあー、私のお金がーーー!!
ルーク:みんなの、だ。
アニス:一緒だもん!
ガイ :ん? ちょっと待て。
イオン:どうかしましたか?
ガイ :いや、今な…イオンが消失って言った言葉で引っかかったんだが。
ティア:何か心当たりでも?
ガイ :それは俺にじゃなく、アニスにあると思うんだ。
アニス:ほえ?
ジェイド:ああ、そーゆーことですか。
ルーク:何だよ?
ジェイド:先ほど、鼻垂れディストが来たのを覚えてますか?
ティア:さ、流石にほんの少し前のことは覚えてますわ。
ジェイド:宜しい。では、その時の戦闘状況は?
ティア:え…っと、確か。
ルーク:あーー! 分かったぜ!
アニス:はーいv アニスちゃんも分かりましたぁ〜♪
ジェイド:では、アニス。答えをどうぞ。
アニス:私がフォニム爆発させて、フィーバータイムを使っちゃいましたv てへっv
イオン:あ。
ガイ :まあ、(オチは)そーゆーことだ。